本日は男性の育児休業の取り方についてご説明したいと思います。世間では女性が産休・育休を取得するのは一般的な話となりつつある一方で、男性が育児休業を取得するのはまだまだ新しい発想かと思います。
しかし、これからの時代において共働きでやっていくという点でも、育休を取得するのは非常に有力な選択肢となります。例え、これまであなたの会社の上司や同僚が取得していなかったとしても、ぜひとも育休の取得を検討することをおすすめします。
では、その取り方について見ていきましょう。
まず法律面です。全ての国民が必ず取得できるという点をご認識ください。大企業、中小企業、零細企業を問わず、全ての社員が取得することができます。私の友人でも、大企業だから取得できるのだと言う人がいますが、それは誤解です。きちんと国の制度を知らないと損をしてしまうので、この点をしっかりと抑えてください。
次に、パパ育休などに惑わされず、シンプルな育児休業を取得すべきと考えます。パパ育休は数週間を数回に分割して取得できる制度ですが、シンプルに最大1年を取得できる育児休業を取得する方が手続きとしても楽です。
続いて、会社内で育休を取る際に気をつけたい点を3つお伝えします。
1つ目は早期に伝えることです。
妻が妊娠して安定期に入ったらすぐに動くのがベストです。職場の人員配置の検討期間を確保する必要があるためです。全ての国民が必ず取れるとは言いましたが、上司はあなたの代わりに誰かを探さなければならないので、早期に伝えることでその猶予期間を確保してあげることが最低限の礼儀になります。私の友人でも、育休を取る1ヶ月前になってようやく上司に伝えたということがありました。これは上司にとって非常に辛いことです。
2つ目は、必ず取れる育休ですが、宣言ではなく相談の形とするべきという点です。上司が「ダメです」と言えば、それは法的に問題になる可能性もありますが、相談をして決めていくというのは大人の作法かと思います。特に上の世代にとっては新しい概念なので、丁寧に国の制度を説明する必要があります。そのためにも、あなた自身がまず国の制度をしっかりと理解し、どんな質問にも答えられるようになっておくと良いでしょう。
3つ目は感謝を示すことです。上司に相談を聞いてもらった時点で感謝を示す必要があります。また、実際に育休を了承してもらったり、会社の手続きをしてもらった場合も、1つ1つ丁寧に感謝を示しましょう。そうすることで、例え最初は渋い反応があったとしても、最終的に心地よく送り出してもらえるかもしれません。
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